ナコーン・ラチャーシーマー県はバンコクから約260km離れた場所にあり、イサーン地方への玄関口になります。地元タイ人からはコラートと呼ばれ、バンコクから割と近い場所にある事からお手軽なお出かけ観光場所として人気が高い。
そんなコラートまで、えなねこはバンコクからタイ国鉄を利用して3時間10分。旅たるものは昔ながらのディーゼル汽車に乗って行くものだ!という持論からバンコク駅からタイ国鉄に乗ってナコーン・ラチャシーマー県(コラート)へ目指したのであった。
無論タイ含む東南アジアの移動手段として最も目的地に早くつき料金が安いのはロットゥーと呼ばれるミニバスである。しかし、このロットゥーは超危険な乗り物として現地タイ人でさえも乗る事に抵抗がありミドル〜富裕層の人は乗る事を全力で控える。
大型のバスであれば、衝突した時に吹っ飛ばす側なので比較的安全。そしてスピードもあまり出さない(出ない)。それに比べてロットゥー(ミニバス)の場合は猛スピードで道を駆け抜ける。さらに運転手もヤク中だったり、露出魔だったりと人材レベルが極めて低い。その結果毎日のようにロットゥーは悲惨な死亡事故が起きるのです。
タイ国鉄 切符の買い方&基礎知識
タイの首都バンコクからタイ国鉄(ディーゼル汽車)に簡単に乗る事ができます。地下鉄MRTファランポーン駅(Hua Lamphong)からタイ国鉄のファランポーン駅へ!
地下鉄のファランポーン駅とタイ国鉄のファランポーン駅は駅名がまったく同じなので注意。
バンコク駅の呼び名3つ存在!
タイ国鉄のバンコク駅は、ファランポーン駅、バンコク駅、クルンテープ駅と3種類の名前で呼ばれています。日本で例えると「にっぽん」「にほん」「ジャパン」と呼ばれるような感じ。
そして地下鉄の終電駅もファランポーン駅という同じ名前が付けられていています。
我々外国人はタイ国鉄をバンコク駅と呼び、タイの首都バンコクに住むタイ人はファランポーン駅と呼ぶ。バンコク以外の田舎に住むタイ人はクルンテープ駅(กรุงเทพฯ)と呼びます。なのでタイの田舎の人にフアランポーン駅といっても通じない事が多い。
タイ国鉄 切符の買い方
タイ国鉄駅の構内になる切符売り場で購入します。写真のように誰がどう見ても切符売り場があるのでそこで購入。常にアヘ顔しながら歩いてない限りは見逃す事はないので安心して良い。
切符を購入する際に並ぶ場所がいくつかあるがTODAY TICKETと表示されているレーンの窓口で購入します。その際は行き先を伝えればOK。チケット販売員は堪能な英語を喋ることができます。
ウリ。英語わかない。という人は?
切符販売員が問いかけてくる質問は3つ
・今日に乗る切符がほしいの?
・どこへ行く切符がほしいの?
・電車のランクどする?次のでいいっしょ?
タイ国鉄 切符の見方・表示
❶行き先・目的地
❷出発時刻・到着時刻
❸電車のランク(3が最もクソ)
❹電車の乗る場所(車両&シートナンバー)
❺切符の値段
❻電車の名前(数字管理)
❹について詳しく解説
CARナンバーは6 これは車両の番号の事で6号車に自分だけが座る事ができる指定席があるという事になる。この6号車の中のSEAT NO.61が自分の座席となります。
もし❹の項目が何も記載されていない空白なら自由席となり、座席がない状態になります。自由席とされる車両へ行き空いている座席があればラッキー。座席がなけれ空席になるまで立ち乗りになる。
時刻表はどうよ?
タイ国鉄ファランポーン(バンコク駅)からナコーン・ラチャシマー駅行きの電車は約3時間に1本程度。
この表は2018年4月時点のものです。
現在の時刻表を見たい方はこちらのタイ国鉄公式ホームページで確認してください。
えなねこが実際に乗車したのは7番のTrain Number139の電車である。タイ国鉄のTypeとか意味わかんねーよ。という人はこちらのタイ国鉄の乗り方を力説した記事をご覧ください。
ナコン・ラチャシマーまでの景色!
タイの首都バンコク内はノロノロと20km〜30km程度で移動します。線路脇にあるバンコクの郊外の家の前ではゴミを燃やす様子が見えた。
バンコク駅からは10分間隔で駅に停車する。駅に着くたびに乗車する客でいっぱいになっていく。
えなねこの乗る最下級の3等列車は各駅停車で全ての駅に停車しエアコンもない。列車の窓からは1等、2等列車であろう特急列車が猛スピードで駆け巡っていった。
サラブリー県のアユタヤを通過。バンコク駅から乗車して約1時間30分。
トイレへ行く時は、盗難を回避するため全ての荷物を持って用を足す。便器の周りには水?が溜まっていて電車が揺れるたびに波撃ってホレ・ホレ・ホレと汚染水に挑発されながら用を足した。
電車が揺れるからちょっとだけはみ出してしまった。あっ。だから水?が溜まっていくんだなぁ。
サラブリ駅を越えたあたりから体感気温がぐっと下がり肌寒くなる。アスファルトがなく田んぼや草原ばかりなので夜になるとひんやりとした気候になる。それに加えて車窓からは冷えた風が入り、寒さのため窓を閉める乗客を多く目にした。
電車内には物売り(コンビニ)がひっきりなしにやってくる。タイ国鉄は2014年までは車内でお酒を飲む事ができたが禁止となった。
物売りにはジャンルがあり、飲み物系、カップラーメン系、お菓子系、誰が作ったかわからない小汚いお弁当系などがある。えなねこはその中から無難なカップラーメンを注文。おばちゃんはポット持参なので、お湯の心配もない。しかも、かやくなども入れてカップラーメンを完全な状態に仕上げてくれる。
前屈みになったおばちゃんのTシャツの隙間からは暗黒のブツがチラチラと見えた。
タイ国鉄の買い物の相場
[バーツ]水10Bバーツ、カップラーメン25Bバーツ、ゆでたまご5個20Bバーツ、粉コーヒーホット10Bバーツ程度とお安い。
バンコク駅から約3時間30分。ナコン・ラチャシマー駅に到着。車内アナウンスが流れる訳でもないので、到着時刻を把握した上で下車するのがポイントとなる。
深夜のナコーン・ラチャーシマー駅前 ロータリー
駅前はバリバリのアスファルトで綺麗な道路でインフラ整備は整っている。車掌からは田畑が見え整備されていない砂利道をも予感したが想像以上に文明的な街のようである。
えなねこは宿泊できそうなホテルを求めiPhoneに映し出されるGoogleマップを眺めがらナコンラチャシマーの夜道へと消えていった。
ナコーム・ラチャーシマー県の場所
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