タイの首都バンコクは近代化が進み街並みは東京と変わりないほど発展しています。300mクラスの高層ビルや変わった形の近代的なビルは日本よりも多い。
急激な発展をしたタイの首都バンコクは先進的な街並みと昔ながらのTHE東南アジアという街並みが交わる。その中でも特に電柱柱の電線がものすごい事になっているので紹介していきます。
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まっすぐ直進するBTS(電車)高架橋の隣に、電線が同じようにまっすぐと伸びる。伸びゆく電線の先にはバンコクの沈みゆく夕日。
電線アート(芸術)として素晴らしい風景。しかし、バンコクの電線の凄さは、こんなものでは終わらない。
重量(パワー系)の電線アート
もっさりと何本もの線が重なり重量感があり迫力・勢いを感じさせてくれる作品。
電線をとりつける時に長すぎて余ったものは面倒なので切らずに円状に巻いて、そのまま電線アートの一部として活用しているのが想像できる。そんな緩く適当でもokというタイの温厚さが、良い方向に出た作品である。
自然との融合アートが素晴らしい!
バンコクの歩道わきに伸びる電線。その先には本場タイの灼熱パワー全開の太陽でイキイキと育った木々が現れる。
そしてなんの躊躇(ちゅうちょ)もなく、そのまま前方にある木にダイブしていく電線。あわや衝突事故の一大事だと思いきや木は優しく電線を受け流す。なにも問題はない平和な円滑な日々が送られている。
包容力も大事。
バンコクの入り組んだ電線にひっかかるペットボトル。まっすぐ男らしく突き進むだけではなく、こういった包容力・優しさを見せるバンコクの電線。
最先端と交わる電線アート!
最先端の高層ビルとカオスすぎる電線のわっかのコラボ。まるで木の実のように電線からブラ下がる。さすが南国スイーツの本場タイ。
アート&アート
バンコクの街を歩くとたまに見かける妖怪アート。目玉だったり可愛らしい鳥だったり誰が書いているのだろうか。不思議な絵アートの上に広がる電線。
廃墟&アート
世界一の廃墟ビル、サトーン・ユニーク・タワーと電線のコラボ。(ペプシコーラの広告がかけられてるのが廃墟ビル)。
完成直前にアジア通貨危機の影響で工事が中止され一度も使われる事なく廃墟になった49階建てのビル。そんなワクワクするような巨大廃墟と電線との夢のコラボが、ここバンコクには存在するのです。
青空と電線
広く青い空の中に静かに流れる雲。電線はそんな静かな空と合わせるように控えめに伸びていく。
どこか懐かしい気持ちになり嬉し恥ずかしな初恋を思い出させてくれる一品(アート)である。
道×電線
電線は電柱からぶら下がっているだけではない。そう強い主張・勢いを感じさせてくれる。ちょっぴりデンジャーな作品。
まるで中学生の時の反抗期のようである。攻撃的な感情の中にもマッマの温かい温もりを感じ、ずっと甘えていたい。という複雑な少年心と青年の変わり目の心境をイメージしているのではないでしょうか。
タイのカオスすぎる電線は問題視されている。
あらゆる場所に植物のツルのように複雑に絡み合う電線のコロニー。車が多く行き来する道路の上にも電線がかけらているのが確認できる。
大型トラックが接触しないかハラハラするレベルの高さにある電線。実はタイでは頻繁に電線による事故が起きています。垂れた電線を触れて悲惨な結果になってしまう感電事故は日常茶飯事。
停電も日常茶飯事。スコール(雨)の前に吹く強めの風が吹いた時によく停電します。GoogleのCEOにもツイッターでバンコクの電線をディスられた事もあった。
どげんがせんといかん!という事でタイ政府は2025年までにバンコクの中心地の電柱をすべて地中に埋める事を目標に現在も工事を進めています。[the_ad id=”13202″]
タイでも電線が地中に埋まっている場所もある。
バンコク全ての場所の電線がカオスなワケでもなく先進国同様に地中に電線を埋め込んでいるエリアも多い。上の写真は電柱のないサイアム(伊勢丹バンコク前)。その他にもサラデーン付近も電線の地中化工事が終了しています。
日本にも電線が埋まっている場所がある。
東京・錦糸町
日本もタイ同様に電柱柱が多くあり電線がカオスだと外国人観光客にディスられています。日本は先進国なのになんで電線カオスなの?という事でヨーロッパからの観光客を中心に日本のカオスな電線を珍しがって写真を撮る人が多い。
銀座
東京は大通りに面した場所は、ほとんど電柱は地中に埋まっていています。しかし路地に入るとまだまだ大量に電柱があり、タイと同様に電線が張り巡らされて空が狭く感じる。
えなねこはバンコクの街を歩きながらカオスすぎる電線アートを楽しんだ。
沈みゆくバンコクの夕日を眺める。ゴーゴーに行ってタイっ子と心と心の電線を繋げよう。そうすれば心の底から炸裂が楽しめるはずだ!さらなる紳士レベルの昇進を固く決意するのであった。
電線から学ぶ事は多いのである。
END