「炒めもの」タイ料理データーベース

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パックブン・ファイデーン(ผักบุ้งไฟแดง)

パックブン・ファイデン
パックブンとはタイ語で空芯菜という意味。日本でも最近よくみかけるようになった空芯菜炒めだがタイver.と中華verの2種類が混合する。タイverはタオチオという大豆を発酵させた豆味噌という調味料を使う。

刻んだにんくと生姜を絡めながら超強火で炒める。強火を使い火が舞い上がる様子からパックブン・ファイデーン(見え上がる真っ赤な炎) という料理名がついたが実際には中華鍋でササっと炒めて炎が舞い上がることはない。

空芯菜は中国原産の野菜とされタイ含む東南アジアの至る場所栽培されている。低音に弱く10℃以下だとすぐに枯れてしまう。

また空芯菜は痛むのが早く日本では空芯菜を扱っている店は少なくレアメニューとされている。

湿地で栽培されることが多く英語でriver spinach(水のほうれん草)やswamp cabbage(沼キャベツ)などと言われる。日本では「クウシンサイ」が商標登録されている(4343207号及び第4513683号)

パックカナー・ムー(ผัดคะน้าหมู)

パックカナー・ムー
パックカナーとはアブラナ科で中国南部やタイ含む東南アジアで栽培されている超ポピュラーな野菜である。食感はセロリのようでポリっと食感が良く苦味やクセはなくタイ料理が嫌いな日本人でもおいしく食べることができる。上の写真はムー(豚肉)を使って調理しているがその他にもよく使われるパクカナーの具材がある。

写真左:豚肉をカリカリに揚げたムークロップ(หมูกรอบ)。写真右:塩味の効いた干し魚を油で揚げたプラーケム(ผัดคะน้าปลาเค็ม)などがある。なのでパックカナー・〇〇 で最後に具材の名前がくる。例:パックカナー・ムークロップなど。

パックカナーの炒め物に限ったわけではないが、ご飯と一緒に食べるのも一般的であり、一人で食堂に行った時などにこのような食べ方をする人が多い。基本、パクチーやクセのある香草などは入っていないのでタイ料理が苦手な人でもおいしく食べることができる。

 

パット・パックグラジェッド(ผักกระเฉด)

パット・パックグラジェッド
グラチェットは水オジギ草という意味。手で触れると動くあの有名なおじぎ草。日本人からすれば観葉植物だという認識があるためやや抵抗がある。食感は固めで歯ごたえがある山菜系の味。オイスターソースを使い強火で炒める。

水辺に自生しており日本では観賞用の水槽アクアリウム(テラリウム)として使用されることがある。日本人には馴染み浅いがタイ含む東南アジアではキャベルレベルでポピュラーな野菜である。

パット・パックルアムミット(ผัดผักรวมมิตร)

パット・パックルアムミット
オイスターソースで仕上げた野菜炒めです。タイの野菜炒めはヤングコーンが入るのが特徴。玉ねぎ、ブロッコリー、ニンジン、キノコなどが入る。[バーツ]

また、エビを具材にしたものもあり日本で食べたら値が張りそうな具材だが民衆レストランや屋台などではだいたい50、60Bバーツ程度で食べることができる。

タイ料理が苦手だという人も問題なく食べることができる。上の画像中央の緑色の小さなブドウのようなものは胡椒の実で食べると胡椒のスパイシーな香りが口で広がり野菜炒めと食べると最高。日本ではなかなか見ることができないので具材に入っていたらラッキー。

 

パット・ポーイシアン(ผัดโป๊ยเซียน)

パット・ポーイシアン
春雨(はるさめ)入り野菜炒め。パットは炒めるという意味。ポーイシアンは花の名前や中国の八仙(はっせん)という意味だが、この料理名と関係があるのかは謎。

八仙とは日本でいう七福神のような存在。八仙(8人)がそれぞれ神通力(じんずうりき)を操ることができる。

神通力(じんずうりき)とは?
人間の力ではできない能力の事。カメハメハなども言いかえれば神通力である。

プー・パットポンカリー(ปูผัดผงกะหรี่)

プー・パットポンカリー
プーはタイ語でカニという意味。カニの香ばしい風味にピリ辛唐辛子そしてフワフワにした卵が魅力て人気のあるタイ料理の一つ。ココナッツミルクが入るので日本のカレー味のつもりで食べると甘く感じる。さらに油分が多くオイリーなタイ料理。屋台で食べても200Bバーツ以上する高級料理。

このカレーは煮込んで調理するのではなく強火で炒めて調理する。

[バーツ]

プー(カニ)のほかにもガイ・パットポンカリーといったようにガイ(鶏肉)が入るメニューもある。
タイカレーと呼ばれるレッドカレーやグリーンカレーには日本で使われるカレー粉は入っていないがこのプー・パッポンカリーにはしっかりとカレー粉が入っている。そのためタイカレーと言われるものよりも日本のカレー(インドカレーなど)の味に近い。

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パット・ナムマンホーイ(เนื้อผัดน้ำมันหอย)

パット・ナムマンホーイ
パットはタイ語で炒める。ナムマンホーイはオイスターソースのこと。パットナンマンホーイは和訳すると牛肉のオイスターソース炒めとなる。日本のタイ料理レシピではメジャーだが牛肉は宗教上からタイ現地ではあまり見かけない。

なのでパット・ナムマンホーイ・ムー(豚肉)といったように牛肉が豚肉に変わったのを現地では目にする事が多い。

パット・ノマーイファラン(ผัดหน่อไม้ฝรั่ง)

パット・ノマーイファラン
アスパラガスのオイスターソース炒め。上記のパットノーマイファランサイクン(ผัดหน่อไม้ฝรั่งใส่กุ้ง)でエビ入りアスパラ炒めになる。アスパラとエビの相性が良く栄養価が高い。メニュー表にアスパラしかなくてもどのレストランもエビは用意してあるのでエビ入りを注文することができる。エビ入りが断然オススメ。

 

パット・タムルン(ผัดผักตำลึง)

パット・タムルン
タムルン((ตำลึง)というタイの野草をオイスターソース、ナンプラー、唐辛子をいれて炒めたもの。

タムルンはタイの至る場所に自生している。日本でも似たようなものが高速道路脇などで良く見かけるが同一種かは不明。料理ではツルの部分を避け葉だけを使い油で炒めたり、スープの具材などにして使う。さらに青汁としても飲まれたり、すり潰したタムルンを顔に塗って美容効果などもあるとされ重宝されている。

タイではタムルンの葉をすり潰して離乳食として与えることもある。日本では癌に◯く!など効能オカルトが存在する。

パット・タンオーンターンタワン(ผัดต้นอ่อนทานตะวัน)

パット・タンオーンターンタワン
タンオーンターンタワンとはヒマワリスプラウトの事。名前の通りヒマワリの新芽。これをオイスターソースで炒めナンプラー、唐辛子を加えて調理したもの。スプラウトは日本でも栄養価が高いとされサラダにして食べたりと重宝されている。スプラウトは他にもブロッコーリ、マスタード、レンズ豆などのスプラウト(新芽)があります。

ヒマワリスプライトは血中コレステロールの改善効果があります。脂肪酸を水に溶けやすくし、消化を助けてくれる効果があります。向日葵スプライトの味はクリスピーでナッツのようなフレーバーが特徴でクセなどは一切ない。

 

ガイパットメットマムアンヒマパーン(ไก่ผัดเม็ดมะม่วงหิมพานต์)

ガイパットメットマムアンヒマパーン
鶏肉とカシューナッツの炒め物。写真ではライスと春巻きがついているが、タイ料理の炒め物全般はライスをつけて注文し、カレーライスのような感じで食べるのが、ひとり飯の基本。セットメニューがなくても春巻きやライスをオプションでつけることができる。

鶏肉にスイートコーンやピーマンそしてカシューナッツが入る。最初食べた時にカシューナッツいらなくね?と思ったが一度食べたらカシューナッツなしではいられなくなるほどナッツの存在意義は高い。オイスターソースで炒めてありパクチーなどの香草やレモングラスは一切はいっていない。タイ料理が嫌いな人でも美味しく食べることができる。

タイ屋台やレストランのテーブルにある調味料のナムソム(酢)をいれると酢豚に限りなく近い味になるので味に変化が欲しいタイミングに注入して食べるのがオススメ。

ホーイライパットプリックパオ(หอยลายผัดพริกเผา)                         

ホーイラーイパットプリックパオ
アサリのピリ辛バジル炒め。チリインオイル(ナムプリックパオ)という調味料を使って炒める。

ナムプリックパオ

【原材料】にんにく、唐辛子、ココナッツシュガー、タマリンド、えび、あみペースト、パームシュガー、シャロット、砂糖、大豆油、食塩、魚醤(魚介類)。

タイ料理が嫌いという人はこのナムプリックパオという調味料に入るココナッツシュガーの味に違和感があるかもしれない。

 

パット・トゥアンゴーク・サイタオフー(ผัดถั่วงอกใส่เต้าหู้)

パット・トゥアンゴーク・サイタオフー
トゥアンゴーク(ถั่วงอก)は豆もやし。タオフーは焼き豆腐。

強火でサッと炒めたもやしはシャキシャキ。基本唐辛子は入っていないので辛くない。油で揚げた豆腐の香ばしさが具全体に広がる。豚肉のひき肉がはいるスタイルもある。

ガパオ(パットグラパオผัดกระเพรา)

ガパオ
日本でも超有名なタイ料理ガパオだが、タイ語をカタカナ表記にするとグラパオが正解。バジルとバイマックルー(こぶミカンの葉)で香りづけし鶏肉を細かく刻み炒める。

タイ料理が苦手な人はこぶミカンの葉大量のバジルに警戒すべき。ちょっとしたバジルならうまいがバジル濃度をここまで濃くなると受け付けないという人も多いはず。

[バーツ]

ガパオにラオスをつけるとガパオライスとなる。目玉焼きは屋台や大衆レストランなら+10Bバーツでのっけてくれる。鶏肉以外にも豚挽肉(หมูสับ)などで作る事もある。

 

パット・ペット(ผัดเผ็ด)

パット・ペット
レッドカレーペースト炒め。具材はナマズ(プラードゥークปลาดุก)や 猪(ムーパーหมูป่า)、魚のつみれ(ルークチンプラーオลูกชิ้นปลา)などがある。香草大量、辛さも一流。そういったことで獣肉など単品だとやや臭みのある具材が使われる事が多い。猪や鹿など。

味は濃いめで香草大量のためイ料理嫌いの人はまず食べる事ができない。

パット・キンผัดขิง

パット・キン
キン(ขิง)は生姜という意味。パットは炒める。しょうが炒めという意味になる。具材はたまねぎやスイートコーンに豚、鶏肉、アカメ(白身魚)などの具材を入れる。そして一番のポイントは細切りにしたキン(生姜)を入れ炒める。生姜の香りと食感がアクセントになりタイ料理が嫌いな人でもおいしく食べることができる。

上の写真はアカメ(ปลากระป๋อง)というタイの白身魚のフライを具材したパットギン・グラポーン。

 

パット・キーマオ(ผัดขี้เมา)

パット・キィマオ
キーマオはタイ語で酔っ払い。パットは炒めるという意味で酔っ払い炒めとなる。ホリーバジルを使った辛い焼きそば。

名前の由来は、一人の酔っ払いが家に帰りお腹が空いたので料理をした。これが奇跡的に美味く、酔っ払いが開発したということでパットキーマオ(酔っ払い炒め)という料理名がついた。と言われている。

唐辛子で辛くし、胡椒(こしょう)の実も多くいれスパイシーに辛くする。ホーリーバジルも大量にいれてきしめんを使い多めに油を使い炒める。

入れる具材は豚肉(หมู)や鶏肉(ไก่)やエビ(กุ้ง)、シーフドなど。

タイではインスタント麺を使う場合はママーมาม่าと料理名に付け加える。 ママー・パットキーマオ(มาม่าผัดขี้เมา)ならきしめんではなくインスタント麺で作ったパットキーマーオということになる。

パット・ウンセン(ผัดวุ้นเส้น)

パット・ウンセン
ウンセンとはタイ語で春雨(はるさめ)の事。春雨を主に卵や野菜を混ぜて炒めたもの。砂糖、ソースが入るので甘口の焼きそばといった風味。春雨を使っているのでカロリーは控えめだが、具材にもよるが一人前400キロカロリー以上はある。ダイエット食と重宝されるが野菜炒めを食べ方がカロリーは低く、腹持ちも良い。

パット・ウンセンの具材は、料理名の最後に付け足す形で変化します。サイ(入れる)・カイ(たまご)ใส่ไข่ =パットウンセン・サイカイ となる。

タイ語でエビはクンパットウンセン・サイクンでエビ入りのパットウンセンになる。ウンセンを提供するレストランや屋台であればエビは常備しているのでエビをいれてもらうのがオススメ。

 

パット・プリアオワーン(ผัดเปรี้ยวหวาน)

パット・プリアオワーン
パットは炒める。プリワオワーンで甘酸っぱという意味になる。パットプリアオワーンはタイ風の酢豚、甘酢あんかけなどを意味する。

 

具材はパプリカやきゅうりパイナップル。肉は鶏肉、豚肉を炒めたものを使う事が多い。日本の酢豚のように衣をつけて油で揚げ豚肉をつかうことはほぼない。

 

 


 

 

 

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