バンコク旅行に来た人であれば必ず乗った事がある高架鉄道BTSや地下鉄MRT。今は亡きナタリー(紳士用マッサージ)へ行くのには車では渋滞がひどく時間がかかる。そんな時、頼りにしたのが地下鉄MRT。電車で移動することで円滑にピン子を炸裂させることができたのではないでしょうか。
ガールの場合は地下鉄を駆使しチャトゥチャック公園のウィークエンドマーケットにいってタイのアジアンエスニックのきゃわわな小物を買ったり、さらにはタイパンツを買って嬉し恥ずかしの「ゆるふわタイガール」デビューに挑戦してみたりと素敵な思い出があることでしょう。
そんなバンコク旅行で移動手段として必須の電車に新たなニューカマーが登場した。その名もMRTパープルライン。この電車はバンコクのどこを走り、今後のタイ旅行ににどう我々にメリットがあるのか。そんなMRTパープルラインを紹介致します。
MRTパープルライン乗ったった!
えなねこはMRTパープルラインを乗るためにMRTブルーラインの終点駅であるバンスー駅(Bnag Sue)へと向かう。
逆方向の終点駅はファランポーン駅(Hua Lamphong)でこの最寄り駅には中華街ヤワラートがあり我々外国人観光客でも良く足を運ぶが、目指すバンスー駅には何もなく観光客が近づくことはまずなかった。
そんな寂しい駅だったが2016年8月6日にMRTパープルラインが完成し、バンスー駅は乗り換えの駅として利用されるようになった。
幼女もパープルライン乗るでちゅ。
と言っているのが確認できる。
パープルラインは、まだ未完成!?
MRTブルーラインの終点駅であるバンスー駅に到着し②番出口を目指す。この駅で降りた人は全員がパープルラインの乗り換えが可能な②番出口を目指しているのでアヘ顏していても出口をミスることはないので安心して良い。
さらにバンスー駅構内にはパープルラインは↑あっちーぃ!という看板が至る場所にありナビゲーションをしてくれる。
実はパープルラインへの乗り換えは、ここバンスー駅から1kmほど離れているタオプーン駅(Tao Poon)まで行く必要がある。そのため無料シャトルバスなどを駆使し向かう必要がある。
以前はこの状態で完成の予定だったが乗り換えが不便すぎてパープルラインを利用する人がまったくおらず超赤字運行路線となってしまった。この状況はヤバすぎるという事で路線延長が決定。
MRTブルーラインとMRTパープルラインの空白の1kmを線路で完全にくっつける事に計画を変更。はじめからこうすれば良かったのだがタイの権力者の利権などが複雑に絡むのでこういった地価に影響する計画は簡単には進まないという。
パープルライン完成当初は無料のシャトルバスすらも運行しておらず当然パープルラインを利用する人はおらず毎日空気だけ運んで運行している状態だった。
バンスー駅②番出口てすぐ右側にパープルラインまでの無料シャトルバスが約15分間隔で出ている。その他にもタクシーやバイタクも駅前に待機している。パープルラインまでは約1km。
1km?そんなの歩いちゃる!という人は大間違い。バンコクは年中、高温多湿で爆暑。何もしなくても汗が吹き出すレベル。そんな環境で1km歩くのは想像を絶するほど体力を消耗する。かろうじて歩いてたどり着けたとしてもピン子は暑さでやられシナシナにショボくれてしまうことだろう。
さらにタイの本場ジャングルパワー全開の太陽光線を浴び日焼けをしてしまい紳士の場合はゴーゴーバーへ行っても相手にされなくなり、ガールの場合も同様にタイのイケメン上流階級紳士から相手にされなくなってしまう。
なぜこのような事が起きるのかというとタイは色白が美しいとされ、男女共に肌が白い方が美しい/カッコイイとされる。その理由の背景として日焼けするのは農業や工事現場で働くような所得の低い肉体労働者だと連想されるのが理由。
日本では農業や工事現場でも収入が平均より多い人も多いがタイ含む東南ジアでは間違いなく低賃金の仕事となる。デスクワークの仕事であれば日焼けをすることもないし収入が高いと連想されるのが一般的なタイ人の考えなのである。
無料バスを乗り5分程度でパープル駅の始発駅となるタオプーン駅(Tao Poon)に到着。
MRTパープルライン始発駅タオプーン駅
うおぉぉぉぉぉお。
これは広い。大神殿度は極限レベルに高い。人も少なく、より広さが際立つ。
切符(ICコイン)の券売機はデジタル仕様。たまにセブンイレブンで買い物をした時にお釣りでくる実質廃止状態のサタン通貨(0.25B、0.5Bバーツ通貨)以外の硬化と100Bバーツ紙幣まで使えるように他の路線のものと比較するとパワーアップしていた。
日本の券売機のように1万円紙幣や5千円紙幣が使えて紙幣の釣り銭を出す技術は難しいようだ。しかも日本の券売機はすぐにお釣りが返ってくるがタイの券売機はうんこしてるんじゃないかと思うくらい遅い。
えなねこは券売機で切符(ICコイン)を買わない。その理由は俊足紳士になるためだ。MRT+Plusカードを手に入れるからだ。
このカードを入手すれば日本のSuicaのような仕組みであらかじめチャージしておくことで券売機で切符をわざわざ買わずに改札を突破できるようになる。つまりピン子を炸裂させたいと思ったらノンストップで直ちに現場まで出向することができるようになる。
入手方法はパープルラインの改札前にあるチケットオフィス窓口に行きMRTプラスカードおくんなまし。と言えば記入など一切なしで簡単に入手することができる。発行料金は実質30Bバーツ。
[バーツ]
初期必須最低チャージ額100B
カードデポジット50B(カード返却時(解約時)に返してくれる)
発行手数料30Bバーツ
タイのSuica(電子マネー)
えなねこはすでに高架鉄道BTSで使えるラビットカード、地下鉄MRTブルーラインで使えるMRTカードを持っていた。
しかしMRTカードは名前からしても今回乗車するMRTパープルラインでも使えそうな気がするが利用することはできない。しかしMRTプラスカードはパープルラインだけではなく、ブルーラインでも使えるようになる。
つまりMRTプラスカードをゲッツしたら今まで使っていたMRTカードは不要になる。
MRT+プラスカードを手に入れたえなねこは早速このカードを使って改札を通過してみることにした。嬉し恥ずかしのパープルライン改札通過初体験である。
ドキドキッ☆
紫のボディーカラーの改札にカードをかざすとくぱぁ〜っと改札が開き中を通っていいよ!な”か”に”どおって”ぇー!と改札は絶叫し道を開けてくれた。
パープルラインの始発駅であるタオプーン駅(Tao Poon)の構内がこれまたゴージャス。まだまだ利用客の少なさは否めない。
パープルラインは日本企業のJR東日本、丸紅、東芝が技術提供などのプロデュースし完成した。そのため日本とタイの友好関係は絶叫調で協力し合う仲なんです!という記念パネルが設置されている。
2004年に開業したMRTブルーラインは技術提供は日本がしたものの車両はドイツのシーメンス社の車両になってしまった。しかし今回は車両も日本製。
ここパープルラインの始発駅であるタオプーン駅(Tao Poon)の乗車ホームは3階に位置する。3階といっても建物の階数でいうと5階分に相当。えなねこは極度の高所恐怖症なので高い所に行くとピン子がピクッっとしてしまいます。この間隔がツラ気持ちいいのです。
ホームからの景色は高い建物が少なく空が広く感じる。遠くを見るとバンコク中心地スクンビット周辺の高層ビルがうっすらと見える。
シュイーーーーーン!
かっこいいモーター音と共に紫色に塗装されたパープルラインがやってきた。
なんか全体的にツルッとしていてiPhoneのRetinaディスプレイみたいにヌルッと感がある。素晴らしい![the_ad id=”13202″]
カッコE〜!
このパープルラインは3両編成。タイの電車(BTS、MRT)と全て飲食禁止で、このパープルラインも当然飲食禁止となる。そのためかホームはピカピカでゴミ一つ落ちていない。
タイの電車は座席下に隙間がなく上に荷物が置ける網棚がない。テロなどにより不審物が置かれる事を防ぐ対策としてこのような設計になっている。
パープルラインは車内の椅子までもが紫色。ブルーラインの椅子もしっかりと青色と良い感じの統一感になっている。
見てみて!美しすぎる座席!このヌルッと感おわかりいただけますでしょうか。車内は隅々までピカピカ。
行き先も決めていないこの状態。パープルライン車窓から見える景色を眺める。一駅は約1.5km間隔といった感じで5分も経たずに次の駅に到着する。
えなねこは景色をぼーっと眺めすぎてしばらくの間意識が飛んだ。
パープルラインはどこまで行けるの?
パープルラインはバンコク北部からノンタブリー県の中央付近まで開通している。上の地図にはバンコク移動手段として活躍する高架鉄道BTSや地下鉄MRT(ブルーライン)などの位置の全路線図の範囲が確認できる。
首都バンコクに対してレールが敷かれているのはほんの一部だということがわかる。そして日本とバンコクを結ぶスワンナプーム空港とドンムアン空港(上の地図:黄色枠)の位置関係も合わせて確認すると今回紹介しているパープルラインの位置関係が把握しやすくなる。
スワンナプーム空港バンコクじゃないじゃん!っていうのも確認できる。バンコクの面積は1569 km²。東京は2188 km²。
上の地図を見ると我々紳士が夜な夜なアソークにあるソイカウボーイやナナプラザへ行ったりタクシーや電車を乗り継いでタニヤやパッポンなど移動するが、それらはバンコクのほんの一部のエリアにしか過ぎないのがよくわかる。
パープルラインはタオプーン駅〜クロンバンパイ駅の16駅20.9kmを結ぶ。途中でタイの超有名な大河チャオプラヤー川を渡る素敵なルートとなっている。
チャオプラヤー川は以前「メナム川」とも言われていたがその名前の由来はแม่น้ำ(メーナーム)タイ語で川という意味を外国人がチャオプラヤー川の名前だと思って広まったのがきっかけであった。現在は呼び名を本来の「チャオプラヤー川」に一本化され地図に記載されている。
車窓からの景色をぼーっと眺め意識は宇宙空間にあった。このまま終点のクローンバンパイ駅(คลองบางไผ่)を目指してやろうかと思ったが思いとどまり次に停車した駅で降りた。
チュンチュン
(鳥の鳴き声)
超田舎というわけでもないけれどバンコク隣のノンタブリー県のどこかの駅まで来てしまった。
ホームから辺りの景色を覗くとタイのスーパーマーケットBig-Cの看板がウニョっと顔を出していた。

駅の看板で場所を確認するとパープルラインの始発駅であるタオプーン駅から6駅離れたバンクラソー駅(Bang Krasor)のようだ。
駅利用者ほぼ0ゼロの貸切状態。宮殿のように広く立派な駅から地上を目指し降っていく。
地上に降り立ち辺りを見渡す。あるのは広い道路とBig-Cのみ。とりあえずBig-C入ってみよう。ということで店内を散策するが新しい発見も特にない。
しかしゲームコーナーが前方に見えるのを確認!こういったゲームコーナーには幼女がでちゅ。でちゅ。と言いながらゲームをしている事が多い。行ってみよう。
ん〜?
うわ〜。ナッシング幼女。
幼女どころか子供すらいない。タイっ子がスマホいじって休憩しているだけであった。本来ならプリキュアのむにゅむにゅオパンを〜・・・・・でちゅ。でちゅ。っと・・・省略
何もないので駅に戻る。やはり誰もいなく解放的な空間。後ろを見ても確実に人はいない。
解放的で静かなこの環境。ズボンを降ろしたい気分になったがグッと堪えエスカレーターを昇る。ホームに登るとMRTパープルラインの線路とその真下を走る道路が一望できた。
パープルラインは超赤字路線と連日騒がれているがこの交通環境を見ると納得がいくかもしれない。高速道路に匹敵するほどの渋滞知らずの広い直線道路の隣に10分に1本程度発車し1.5km間隔で停車するMRTパープルライン。
タイには公共バスにミニバンタイプの乗り合いバスなど多くの交通手段が存在し料金も安い。この道路がバンコク中心地のように終日渋滞していればパープルラインの利用用途は高いが現在の道路状況は信号機がなく爆走可能の120kmノンストップで移動することが可能な状態にある。
帰りの電車の車内はさらにガラガラで超赤字路線の状況を身をもって体感。開通当初の予想利用者は7万人になる予定だったが、実際は2万人と予想の3分の1以下となっているようだが、2万人も利用者いるのか?500人ほどじゃないの?2万人データすら怪しい。
貸切状態のパープルラインの車窓から見える景色をぼんやりと眺め始発駅であるタオプーン駅まで戻る。
MRTブルーラインのバンスー駅に戻る
無料バスに乗りMRTブルーラインのバンスー駅に戻る。ここMRTバンスー駅周辺にはローカル電車であるタイ国鉄のバンスー駅が存在する。
ローカルな雰囲気が漂うタイ国鉄のバンスー駅の隣にさらに新しい路線が建設されている光景。
2029年までにバンコクは10路線を完成させる計画になっている。イエローラインやピンクライン、さらにはオレンジラインと続々とバンコクの路線は増える。将来バンコクの路線カラーはももクロよりも多い10色になるということである。
MRTパープルライン添いは発展途上で今は何もないけれど未来にはきっとゴーゴーバーパープルver.たるものができたりとナイトライフが満喫できるような街になっていることでしょう。
止まらぬバンコクの発展は楽しみである反面、ローカルな雰囲気が失われるのでどこか寂しい気がするのは否めない。
パープルライン乗り換え場所詳細
Googleマップをどでかく表示したい。
BTS・MRT路線図
MRTパープルラインに乗り換えはMRTブルーラインの終点駅であるバンスー駅(Bang Sue)へ行く必要がある。バンコク中心地であるスクンビット駅から約35分ほど必要。距離があるのでタクシーではなく電車で向かうのが最良手段。
パープルラインへ乗り換えや乗車は特に危険もなく治安は安定しているので女性だけでもパープルラインへ乗車してバンコクに帰ってくるくらいなら問題ない。
パープルラインの様子がわかるYouTube動画
パープルラインからの景色や駅構内の様子までを動画にしてまとめてあります。
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