バンコクのサイアムエリアの商業施設はどれも豪華でハイソな雰囲気全開であるが、その中の一つの商業施設がこれまでにない斬新な作りになっている。
ゴージャズ+アート
この異様な組み合わせをしたのがバンコクのBTSサイアム駅に隣接する商業施設サイアムセンター(Siam Center)である。このサイアムセンターには200を超えるショップがあり、その中にあるテナントの外観デザインの一部は国外で活躍する芸術家がデザインを手がけたものも多く存在する。
買い物だけではなくサイアムセンターデパートの内装やショップの作りを楽しむことができる。そんなアートで芸術なサイアムスクエア デパートの館内の様子から詳しい・行き方を紹介していきます。
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サイアムセンター 潜入。
サイアムセンターはサイアムパラゴンというデパートの隣に隣接しています。
BTSサイアム駅を降り、えなねこがやってきたのはサイアムセンターという芸術アートとゴージャスを掛け合わせた未曾有のコンセンプトをしたデパートである。
カレーの隠し味としてチョコを入れると美味しくなるが、果たしてゴージャスにアートという隠し味は受け入れられるのか。
ピュイーッ。と吹き出す噴水をバックにタイっ子ギャル達が記念撮影をしている。フレッシュな光景を横目にサイアムセンターの館内へと入った。
館内はタイの他のデパートと比べると天井が低い。芸術アートをコンセプトにしているが館内は原色カラーというわけではなく、黒を基調としたシンプルな雰囲気であった。
昔の芸術といえばカラフルなものが多かった印象があるが、近年はiPhoneのようなシンプル感漂うデザインのものが多い気がする。
サイアムセンターの館内には所々に蝋人形が飾られていた。タイ人は写真が本当に好きで日本人とは比べものにならないほど写真を撮る。日本ではLINEのアイコン画像を車の画像や植木、食べ物に設定している人を多くみかける。自撮りした自分の顔の写真に設定している人は少ないがタイ人は男女共通で自分のキメ顔を堂々とLINEの待ち受け画面に設定する。
日本ではFacebookの写真でかろうじて友人などが撮影した自分の顔の写真を使用するといった感じである。謙虚さが美徳される日本人はタイ人や欧米人からすれば謙虚な感じがハッキリしないオドオドしたオタクに見られることも多い。
もしLINEの待ち受け画像を鉢植えの写真なんかにしているのを欧米人やタイ人が見たら「Are you a plant?」オマエは植物なのか?とアメリカンジョークを言われ笑われてしまうことだろう。
日本のこういった謙虚さは良い面も多いが海外となると逆にキモe〜となるので油断は禁物である。なのでタイに一歩でも立ち入ったのならば紳士たるものはLINEのプロフィール画面を自撮りしたキメ顔に設定することにも挑戦してほしい。さらに背景画像も自撮りした自分の顔をアップするとよりクール。


ガールの場合も同様にLINEの待ち受け画像は自撮りした自分の顔の写真を使い背景画像にはネイルした自分の手でもアップしとけば良い。
こういった行動(チャレンジ)をすることで友人からの評価はあの子はタイにいってから積極的になったわね。今までとは一味ちがうわ。と一目置かれるような「ゆるふわ積極系女子」としての地位を得ることができるでしょう。
紳士の場合も同様にアイツは積極的になったと友人関係は好調になり、仕事面でも「できる紳士」としてステータスのある一人前の男として接され誰からも頼られる存在になることでしょう。
サイアムセンター2階フロアは石鹸やお香などの雑貨や部屋に飾るような謎のインテリオブジェを販売する店などが目立つ。
サイアムセンターの館内をしばらく徘徊すると変わった休憩スペースを発見。ピンク色をしたラブリーなブランコの休憩スーペースが出現。ブランコの上に書かれている看板の文字は多分こういう意味。
คนนี้แม่ok(コンニー・メーOK)
この人は準備ok(子供産んでもokな人)
คู่ จิ้น(クー・ジィン)
初めてのカップル
เจ้าของแล้ว(チャオ・コーンレーオ)
この人の彼女・彼氏(所有者)
さらにはバスケットバージョンまで発見。実際にボールは投げられないがコート部分にはふかふかのクッションがありタイっ子が休憩したり、爆睡したりと寛いでいた。
後ろを向くと、ここにも休憩スペース。椅子の背後にはベジータの宇宙船かデススターらしきオブジェが飾られている。
オブジェの中央の凹みの穴が気になる。紳士としては穴を見つけといて放っておく訳にはいかない。覗いてみよう。
ん〜?
おー。ツルツルではないか!美しい。
しばらくツルツルの穴を腕を組みながら観察し芸術を堪能した。芸術素人のえなねこであるがサイアムセンターにいる間に、こういった芸術の良さがわかってきたような気がした。

サイアムセンター1階の自動ドアが超巨大。このでかさは初めて見た。
海外のデパートの建設費予算は無限なの?タイのスケール違いの魅力的な商業施設を見ていると日本の値段が高いだけのしょぼいデパートが淘汰され潰れていくのが納得できる。
でかい扉で重量があるため挟む力も超パワフルだと予想できる。ちょっと間違って挟まってしまったら人間プレスになりそうだ。

サイアムセンターはアートをコンセプトにしているとの事だが、これくらいの装飾や休憩スペースはバンコクのデパートでは普通。
きっと上のフロアにはものすごいアート作品があるに違いない。そう思い上のフロアを見上げた。
おおっ!天井部分に巨大液晶モニターがあるではないか!液晶を見上げているついでにスカートのタイっ子がいないか各フロアを隈なくチェックし上のフロアへ目指した。
芸術アート無双炸裂!
上のフロアに昇り、まず現れたのがこの椅子アート。椅子を水牛のような動物に見立て、さらに65度傾け逆さにする。
うむ素晴らしい!
これなら自宅でもできそうだ。
おお!これはすごい。
これはただの木のオブジェではなく実際に女性用の洋服を売る店舗として機能していた。ウドの大木では終わらない。さすがである。
生きていない木の材木を重ね合わせただけなのにジャングルパワーの恩恵をフルで受けてウニョリキッっと生命パワーみなぎる感じがする不思議な作品だ。勢いを感じるよ。うむ。
最上階(4F)
サイアムセンターは4階が最上階となり横に広く上は低い。最上階から下の様子をしばらく観察。タイのエスカレーターは物落下防止の柵といったものは一切ない。
タイでは誤って物を落下させてしまうマヌケもいないし、万が一物を落下させてしまったとしてもジャングルパワーでササッっと避ける事が可能である。
さきほど1階フロアから天井を見上げた時に見えた液晶パネルのある最上階まで到達していた。すぐ目の前で液晶画面がキラキラと輝いている。
バンコクの商業施設って本当にいちいちオシャレだ。すごすぎるぜ。
スイーツも充実
サイアムセンターに限らず、ここサイアムエリアには目新しいスイーツの店が多い。トレンドの発祥の地とされてるだけあって日本人の目からしても目新しい物が多い。
このPOFFはミニパンケーキのスイーツで35Bバーツ〜食べることができる。バニラカスタードクリームやチョコをトッピングをすることができ自分なりにカスタマイズしていくのがタイスイーツの基本スタイル。
日本では最近、糖質カットダイエットが流行っていてこういった炭水化物のスイーツは懸念する人も多い。日本ではミスタードーナツの業績がやばいと消沈気味である。健康志向と消費者の栄養学の知識が上がったことが原因と考えられる。
4階フロアを見て回ったが、どの店もおしゃれレベルは極限レベルに高い。海外アパラレルブランドからタイ発祥のアパラレルブランドまであり日本のアパレルマニアの人はタイブランドと日本ブランドを見比べたりして充実した時間を過ごせそうである。
えなねこはその辺の100BバーツのTシャツに200Bバーツの短パンで満足しているので店内まで入って洋服を見たりはしなかった。
品数豊富で綺麗なフードコート
最上階4階フロアに現れるフロアに突如現れるマンハッタン ソーホー地区の光景。これはフードリパブリック(food republic)というシンガポールの会社が運営するフードコートである。
ここサイアムセンター意外にもラマ9のセントラルワールドにも存在しタイ意外の海外でも見かける事が多い。しかし、サイアムセンターのフードリパブリックは気合いの入れようが桁違い。
この日は土曜という事もありフードコートは大混雑していたがレストランのオープンスペースのような座席が多く他のフードコートと比べると格段に居心地が良い。
フードコートの席でも孤立したテーブルが多数あり個々のスペースも広くとられている。さらにこういったフードコートは種類が豊富で価格は現地価格が約束されている上に屋台やタイレストランとは違い衛生面も安心できる。

さらにタイ料理だけではなくラッポッキという韓国料理(99Bバーツ)やインド料理のナン&カレー(190Bバーツ)などもあり、タイ現地価格で他国籍料理も食べる事ができる。
フードコートは日本でも優秀だがタイではさらに利用用途は高く超優秀な飯スポットとして重宝されている。
しかし同じフードコートでもタイのスーパーマーケットのチェーン店であるBig-Cなどの中にあるフードコートはいまいちな事が多い。というか冷えた作り置きの飯が多く衛生面も屋台と変わらないレベルまでに下がる。
フードコード | 屋台・食堂 |
カオマンガイ/約80B | カオマンガイ/約50B |
ソムタム/約50B | ソムタム/約40B |
カオパッド(チャーハン)/約80B | カオパッド(チャーハン)/約40B |
バミー/約40B | バミー/約60B |
上の表はタイの人気フードで屋台飯として食べられるものを、フードコートの一般的な価格と道端にある屋台やタイの民衆食堂との平均的な価格を比較した表です。
「屋台・民衆食堂」
↓
「フードコード」
↓
「タイレストラン」
↓
「和食・外資系チェーン店」
(やよい軒、大戸屋など)
↓
etc…
タイで飯を食べる場所としてのコストは上図のような位置関係になる。中でもサイアムセンターのフードコートは衛生面は良く種類も豊富で実際に料理が並べられたりしているのでメニューや写真だけの屋台やレストランと比べると理想に近いものを注文できるというメリットもある。
つまりは、
viva!フードコートということである。
フードコートの頼み方
タイのフードコートは現金払いではなく最初のチャージ式のカードを購入するのが基本。チャージしたカードは食べ終わったら必ず精算。カードには有効期限があるので我々観光客はその都度精算するのがベスト。
タンクから出る水は無料でペットボトルのミネラルウォーターは10Bバーツ。フードコートを見渡しペットボトルの水が売っている場所まで行って買う必要がある。
えなねこはサイアムセンターのフードコートでナン(40Bバーツ)を食べ、この場を去った。
日本へ旅行に来た外国人が驚くのは日本のよくできた食品サンプルであるという話を聞いたことがあるが、タイでも日本と変わらないほどよくできた食品サンプルが店前に展示してある。日本の食品サンプルすげー!という時代は終わったのだろう。
ナン食って腹ごしらえも済みサイアムセンターの散策は終わりにし出口へと向かった。
その出口付近の雑貨屋に緑のジャングルアートがあるのに気づいた。
何か生命体がいるのではないかと期待して覗いたが何も生息していなかった。
うむ。美しい。
こういった植物は日本の場合、購入してもすぐにしょぼくれて枯れてしまったりと、綺麗に育った試しはないが本場タイではジャングルパワーの恩恵をフルで受けれるためイキイキ育てることができるに違いない。
むしろタイだったらその辺に綺麗な草生えまくっているから買う必要あるのか?バンコクには野生のバナナがその辺に生い茂っているレベルなので観葉植物も少し探せば簡単に見つけることができそうである。
見るものすべてにケチをつけ結局買わずにサイアムスセンターで消費したのは昼飯のナン40Bバーツのみであった。
次は隣にあるサイアムパラゴンを散策だっ!
サイアムセンターの場所詳細
Googleマップをどでかく表示したい。
住所 | Rama 1 Rd., Patumwan Bangkok 10330 |
住所(タイ語) | ถนนพระราม1 ปทุมวัน กรุงเทพฯ 10330 |
電話番号 | 0-2658-1000 |
営業時間 | 10:00〜22:00 |
休業日 | なし |
BTS・MRT路線図
サイアムセンター(Siam Center)の最寄り駅はBTSサイアム駅(Siam)です。ソイカウボーイやターミナル21デパートのあるBTSアソーク駅からわずか4駅。この道は渋滞が酷いのでタクシーで行くのはまったくオススメできません。電車でいくのが正解◎
サイアムにはサイアムスクエアやサイアムセンター、サイアムパラゴンなど名前が似ている観光スポットが数多く存在します。エリア的に多くの商業施設・観光スポットがあるので理解しずらいが上のサイアム周辺の配置図を見れば理解しやすくなる。
今回紹介したサイアムセンターは上の地図の左上に位置する。BTSサイアム駅からは①、③、⑤番出口を目指せばok
サイアムセンター隣のサイアムパラゴンとは?
サイアムスクエアってどんな感じ?←解決
サイアムスクエアの様子がわかるYouTube
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