タイの首都バンコクは超がつくほどの大都会。日本人が東南アジアと聞くと発展途上の国で民家は象の糞をねちくって作ったような文化レベルを想像するだろう。
しかし現実は違う。もはやタイの首都バンコクには300m超えの超高層ビルが立ち多く立ち並ぶ。もはや街並みは東京そのもの。そんな大都会バンコクでも少し小道に入るとまったく別の街並み。我々が想像する東南アジアの人の生活ぶりを見る事ができる。
バンコク旅行といえば紳士であればゴーゴーバー。女性であればアユタヤ遺跡や寺巡りといった感じでになり、それではあまりにも普通すぎる。せっかくのタイ旅行。もう少し変化球を加えてみるのはどうだろうか。[the_ad id=”13198″]
これから紹介するのは線路脇を歩いてローカルな景色を楽しむというもの。この線路脇にはタイの一般的?ややノーマーネーな方が暮らす民家が線路脇に永遠と続いている。
紳士なら2名以上での冒険。マンの者は2名以上でも冒険は控えた方が良いいだろう。観光地ではなく外人の姿は当然いないので一般的なバンコクの治安よりも危険だと言える。
線路脇を横断してローカルを楽しむ!
詳しい行き方と場所は後ほど紹介します。バンコクの線路脇に入る出入り口はBTSナナ駅付近にある。ナナプラザへ行く時に本来ならマクドナルドのあるガソリンスタンドの脇を通っていくが曲がらずにナナ駅からそのまま直進して進む。
まずは、実際にえなねこが線路を渡り冒険して来たのでご覧ください。
えなねこは高架鉄道BTSナナ駅を降りた。ナナ駅といえばゴーゴーバーが密集する建物があるナナプラザがある最寄駅として有名である。
この駅を降りる我々日本人を含め外国人は全員がナナプラザに行くといっても過言ではない。そんな紳士御用達のナナ駅だが、えなねこがナナ駅で下車した理由はナナプラザが目的ではない。
線路を歩くためだ!
ナナ駅から直進し約400mほど歩くと線路脇に入れる出入り口がある。この高架橋の下がタイのローカル鉄道の線路になっており歩くことができる。
この何気ない踏切から線路へと突入していく。この線路に電車が走っているのを未だに見た事がないのでビビる必要はない。
線路脇を入り後ろを振り向くとこんな感じ。アスファルトで整備された立派な道路に車が通り高層ビルが立ち並ぶ文明的な光景。
しかし、もうここは異次元の別の世界。踏切の脇に一歩入ればその様子はガラリと変わる。
線路脇にはアルミ板で作られた物置が立ち並んでいる。これは物置ではなく実際にここには人が暮らし線路脇で生活をしているのだ。
バンコクはかなり治安が良いがこの線路脇に入れば逃げ道はない。線路脇にある小屋からいきなりうがぁーぁ!っとピン子丸出しのおじさんが現れたり、カツアゲされる可能生も否めない。
中国とベトナムの国境の秘境「河口」やタイのあらゆる田舎町を冒険し修羅場をくぐってきたえなねこではあるが、この場所は油断できない。
バンコクの市街地の難易度をドラクエで例えるとスライム程度しか現れないフィールドだが、この場所はいきなりアームライオンやゴーレムといった強者モンスターが現れる可能性がある。
しかし、えなねこはギガンテスやシルバーデビルが現れるレベルのフィールドを歩き戦ってきた。万が一ゴーレームが現れてもこの線路を無事に突破できる。
ピン子を出しながらでも突破できるであろう。自信がある。
さあ!行くでよ!
線路ってすげぇ!なんか石がごろごろしててビックサンダーマウンテンみたいでカッコイイ。
日本では味わえない日常。男であれば誰でも胸の奥にしまっている冒険心に火がつく。子供の頃に感じたことのある胸の高鳴りが蘇る。
さあ。
冒険の始まりだ!
線路脇は民家になっているので洗濯物が干してあったりする。さらに鶏などの家畜小屋などもあり線路には鶏が自由気ままに行き来し虫をつついていた。
コロッコー!ここから出しておくんなまし!とこちらを見るニワトリの横を通る。食用なのか戦わせるニワトリなのかは不明。先をいそぐ。
線路脇とは思えない。もはや、なんでもアリ。タイ仏教のお祈り所まで完備されている。兵の上には目アニがすげー猫さんがくつろいでいた。
線路にはバイクや自転車などの車両が渡れるようにこういった橋が点々とある。
線路ってなんかカッコイイ。浪漫を感じるよ。うむ。
この先は橋になっている。このコース最大の難関(見どころ)である。
下は川のなっており、ここから落ちたらタイのジャングルパワー全開な野生生物の餌食になってしまうことだろう。
スマホとかこの場所に落としたら余裕で隙間から落ちて川に沈んでいくので要注意。さらに転んだり、隙間に足を詰まらせて身動きが取れなくなってしまったら悲劇である。そんな時に電車が来たらリアルバイオハザードになってしまうぞ!
この川は船が運行しており、地元タイ人の移動手段となっている。我々観光客でも、その船に乗る事ができる。
ブボォォォォオ!
これが、その船である。50kmほどの速度で川を運行している。運賃は25Bバーツ程度ど予想を上回る安さで乗船し、リアルジャングルクルーズを体験することができる。(※実際にはジャングルに入るわけではない。)[the_ad id=”13202″]
ニワトリ親子が線路を横切り。
犬は線路を枕にして寝る。
寝る!
遊び盛りな子犬ワンコも登場。
線路脇に串焼き屋台まで登場!
さらには、猫まで現れる!
猫に撫でてけアピールされ、そのまま猫に絡まれる。撫でると鉄の線路に全力でスリスリして超ご機嫌モードに。
キリがないので線路にスリスリする猫を放置し先へ進む。
線路脇には突然、このような村がいくつかあるのを確認。行ってみよう。
人の家なのであまりパシャパシャと写真を向けるのは良くないので撮影できなかったが、パンツ一丁のおっちゃんが皿洗いなどの家事をしていた。
ドブ川があり、その周囲にもびっしりと民家が立ち並ぶ。下水はこのままこの川に流されているのだろう。
こういった民家から是非うちのでちゅ。を嫁に!とオファーがないのか期待をしたが奇跡は起こらなかった。線路を再び歩く。
これまじで危険度 高し!
犬の群れ(複数)は要注意。犬が前方に現れても絶対に早足にしたり、走ったりしてはならない。走ったら間違いなく追いかけてきてバイオハザードになることでしょう。こういう場合は目を合わせないようにそのまま突き進むが正解。又は、引き返すのが無難。走ったら最後。これ基本。
夜になると犬は超凶暴になり吠えて威嚇してくるものいる。群れになり仲間がぞろぞろこの先に現れるようであれば走らずに歩いて引き返す。
しかし犬っ子2匹しか見当たらない。えなねこは犬の反応を見ながらそのまま突き進む。近づいていくと犬の方から道をあけ距離をとってくれた。こういった反応をする犬がほとんどなので心配することはない。
柵の隣には高速道路の料金所が現れる。出口は近い。
入り口から約550m。大通りへと出る事ができる。この場所についたらタクシーで帰るなり、さらにバンコク散歩を続けるのかを選択しよう。
えなねこは当然、
バンコク散策続行を決意!
ここは一体どこなんだ?ふと景色を眺めると高さ304mで85階建のバイヨークタワーが見えた。(上の写真の右側)
バイヨークタワーの見える方向に歩いて行けばサイアム方面にいけるはずだ。このまま歩いて突き進むぜ!えなねこのバンコクウォーキング冒険は、まだ終わらない。
線路脇通路の場所・行き方詳細
上の地図の入口から線路に入り、出口まで約550m。えなねこはナナ駅からスタートした。上の地図の赤線が、えなねこが歩いてた場所である。出口をでたら左手のサイアム方面へと歩いていく。
ナナ駅からひたすら直進。約400m。高速道路の走る高架橋の下が線路になっている。この高架橋を目印にして突き進む。アヘ顏しながら歩いてない限りは見逃す事はない。
BTS・MRT路線図マップ
線路脇入り口の最寄り駅はナナ駅(Nana)としているが実際にはその隣のBTSプロンチット駅(Phloen Chit)の方が近い。
分かりやすく説明するためにナナ駅からの経路を今回は説明した。ナナ駅から向かうのがオススメということである。
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